お久しぶりです。新田タオルです。
マレーシアタオル販売の記事からしばらく書いていなかったですが、今日は気分が乗ってるので書きたいと思います。
さて、題名にもあるようにタオルケットを作りました。
製作まで中々長い道のりでした。約2ヶ月ほどかかりました。
タオルケットができるまで
①へ通し準備
シングルのタオルケットは仕上がりの横幅が約140cmと長めなので、染工場で乾燥かけて縮むことを想定して、織り上がり約160cmほどの長さに設定しました。
それを2枚同時にかけるので、上に乗っている縦糸の横幅が約320cmほどで、本数が3152本です。
②へ通し
糸をヘルドと呼ばれる穴に1本1本通していきます。
これは2人ペアでやっていきます。上に乗っている縦糸がパイルで3152本で、下にある縦糸がグランド糸で3428本の合計6580本あるので、気が遠くなる作業でした。
③オサ通し
筬(おさ)と呼ばれる長いクシみたいなものにパイル1本とグランド1本の2本同時に通してきます。
1穴でも抜けていたりすると後から大変なので慎重にかつスピーディーに通していきます。
④織り付け
オサとヘルドを指定の位置にセッティングして、自動で織れる段階までもっていくために横糸を1本1本入れて平織組織で生地の張りが一定になるまで織ります。
⑤ドロッパー挿し
糸にドロッパーと呼ばれるものを糸1本に対してドロッパー1本いれていきます。
ドロッパーは金属(ステンレスや銅)でできていて糸が切れるとストンと落ちて下の金属探知のセンサーに伝達し、機械が止まってくれます。これがないと糸が1本でも切れると他の糸にも絡みつきとんでもないことになります。
私は以前センサーが断線していて気づいたら200本ほど切れる大惨事なったことあります。
⑥製織
タオルと同様に織っていきます。
ちなみにタオルケットは通常のタオル以上に織りミスに注意しないといけないです。
タオルケットは面積が広いので横糸ミスがあれば、フェイスタオル20枚分のB品を生み出してしまいます。
⑥織り上がり
織り上がったタオルケットの耳を縫製して、染工場に出荷です。
今回のタオルケットは厚手のボリュームあるタイプで、
ネイビー、ライトグレー、チャコール、ベージュの4色展開です。
⑦完成
染工場からあがってきたものを縫製して自宅で使ってみました。
掛け布団を普段は使っていましたが、ふわふわタオルケットに替えて睡眠の質が上がった実感あります。
初めて使った時は気持ちよく寝過ぎて、寝坊しました。
パイルも長めのふわふわ厚手タイプなので、しっかり掛け布団代わりとなります。
ネイビーは上がってきましたが、他の色3色はまだなので、5月下旬ごろに発売できたらと思っています。
是非タオルケットお考えの方はお待ちください。4980円くらいになるかなと思います。
新田タオルでした。
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