朝起きて顔を洗いタオルで拭く、お手洗いの後濡れた手を拭く、お風呂上がりに体を拭く。
1日の中でタオルを使わない日はありますか?
タオルを使わないって人はあまりいないと思います。
それくらい毎日何度も使われているタオル。
実はタオルのことはあまり一般的に知られていないので、タオルメーカーの私がプロの目線で解説します。
1.実はこんなにも種類があるタオルのサイズ
タオルハンカチ
ハンカチといえば、平織りのハンカチが主流ですが、パイルがあるタオルハンカチが吸収性もよくアイロン掛けもいらないから、一般的になりました。
一般的なサイズは一辺20〜30cmの正方形です。4つ折りにした時にポケットに収まりがいいのは25cmくらいまでです。
おしぼりタオル
飲食店で出てくるおしぼりタオルや、家庭での机や食器類を拭くのに使われます。家庭用から業務用まで幅広く使われています。
一般的なサイズは約30×40cmの長方形です。
ハンドタオル
手や顔を拭くのに小ぶりのサイズとなっております。
バッグに入れて持ち運びにも適しています。
一般的なサイズは約34×35cmです。
フェイスタオル
顔や手を拭くのに最適なタオル。タオルといえばこのフェイスタオルが一般的。一番利用頻度が高いタオル。弊社の織機も2/3ほどがフェイスタオル専用織機です。
一般的なサイズは約34×85cmです。
スポーツタオル
スポーツで首に掛けて顔を拭くのに最適なタオル。
一般的なサイズは約40×100cmです。
最近ではミニバスやロングフェイスタオル等会社によって呼び方は様々。新田タオルでは近いサイズで約34×120cmのロングフェイスがある。
バスタオル
濡れた体を拭くのに適している。フェイスタオルと同様よく使うサイズ。
一般的なサイズは約60×120cmです。
大判バスタオル
バスタオルより少し大きいサイズ。体をしっかりと包んでくれるサイズ。
一般的なサイズは約70×140cmです。
2.タオルの織り方による違い
パイル
タオルにループ状の糸を出し織り上げたもの。
パイル=タオルとして認知されるくらい一般的なもの。
たっぷりと水を吸い上げ、吸水量が多いのが特徴。
ガーゼ
平織りのことを指します。
ガーゼ織りには多重織りと呼ばれる、3重ガーゼや4重ガーゼ等、ガーゼを重ねて織ったものもある。
片側ガーゼで片側パイルのガーゼパイルもある。
パイルに比べ、速乾性に優れる。
3.タオルの厚みによって異なる使い勝手
タオルの厚みも使う用途によって、様々です。
薄いタオルだと、絞りやすかったり、洗濯のしやすさから日常使いしやすいです。
厚いタオルだと、たっぷり糸を使っているので高級感感じる。
昨今タオルをインターネットで買われるのが多くなったので、届いたけど思っていたより薄かった等経験あると思います。
タオルの厚み(密度〔g/cm2〕)は、重さ〔g〕/ 面積〔cm2〕である程度求めることができます。
薄手タオル
0.026g/cm2より小さいと薄手
厚手タオル
0.035g/cm2より大きいと厚手
0.026〜0.035g/cm2の間は中厚手サイズです。
もちろん使う素材や織り方と人によって厚みの基準が様々ですが、
弊社基準ですので、参考にしてみてください。
お気に入りのタオルが見つかりますように。
新田タオルでした。
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