ムコタオル®とは
一般的なタオルの製造工程では、糊材や平滑材と呼ばれるワックスや蝋を使用します。綿糸に強度を持たせた上に滑りを良くし製織効率を上げるためです。しかし、そのままでは糊材や平滑材が吸収性を阻害してしまうので、最後には洗い落とさなければなりません。これらが排水に混入してしまうわけです。もちろん、排水による水質の汚染度は、各自治体で定められた基準値以下で河川に放流されていますが、汚水であることには違いがありません。排水に含まれる糊等による栄養過多で河川や海の自然環境バランスが崩れるという危険性も孕んでいます。それならば、最初から糊材や平滑材を使用せずに製織を行えば、排水に混入することもない。また、糊材や平滑材を付着浸透させる工程を省くために、その際の電気や熱エネルギー使用をを大幅にカットし、CO2の削減にも寄与することができるのです。
糊材や平滑材を付着浸透させるということは、綿糸を糊で固めてしまうので、そこで一度風合いが失われてしまいます。その工程を省くことで綿本来の優れた吸水性と風合いを保ち、一般のタオルに比べてボリュームがあり、ソフトな肌触りに仕上がっています。ムコタオルは、他社には真似のできない技術とノウハウが詰まった、まったく新しいオリジナルタオルです。